デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柴秋村」の解説 柴秋村 しば-しゅうそん 1830-1871 幕末の儒者。天保(てんぽう)元年生まれ。詩文を大沼枕山(ちんざん)に,儒学を広瀬旭荘(きょくそう)にまなぶ。文久元年阿波(あわ)徳島藩儒となり,藩校洋学校教官をかねる。明治3年徳島藩士が藩籍離脱をはかる稲田家家臣団を淡路(あわじ)洲本に襲撃した事件(稲田騒動)に連座し,禁固3年の刑をうけた。明治4年3月18日死去。42歳。阿波出身。名は莘。字(あざな)は緑野。通称は六郎。別号に繭山。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例