① マメ科の草本状低木。本州の中部以西、四国、九州の日当たりのよい山野に生え、東南アジアからインドにまで分布する。高さは五〇センチメートル内外。全体に灰白色の細毛がある。茎の基部はふつう地をはい、時に直立する。葉は柄のある三出複葉で互生する。小葉は倒卵形、頂小葉が最大で、長さは二・五~三センチメートルぐらい。托葉は披針形で、先はとがり、長さ約一センチメートル。秋、茎頂および葉腋(ようえき)から細い総状花序を出し、ごく小さな紅紫色の蝶形花をつける。豆果は長さ約二センチメートルで四~五節がある。くさはぎ。