柿ノ又村(読み)かきのまたむら

日本歴史地名大系 「柿ノ又村」の解説

柿ノ又村
かきのまたむら

[現在地名]鏡村柿ノ又

吉原よしはら村と国見くにみ(九二五・九メートル)を隔てた西にある山間の村で、的淵まとぶち川上流の支流が村内を南流。北から西は吾川あがわ郡。地頭分じとうぶん郷に属し、「土佐州郡志」は「柿之股村」と書き「東限敷之山村、西限坂口、南限領家村、北限吾川郡、東西二十町余南北一里余」と記し、小村として於也加地おやがち(現親我内)をあげる。

天正一七年(一五八九)の地頭分地検帳には「柿又名」とみえ、名本分と公事分からなり、地積四反余のうち田・畠とも一反余で屋敷が二反余。屋敷六筆のうち五筆は居屋敷で名本は二一代一歩の「名本ヤシキ」に住んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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