栃本(読み)とちもと

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

栃本
とちもと

埼玉県西部、秩父(ちちぶ)市南西部にある一地区。荒川沿いの谷壁斜面にある眺望の開けた土地。戦国末期から江戸時代にかけて、武蔵(むさし)から甲斐(かい)、信濃(しなの)へ通ずる栃本関所のあった所で、関所は国指定史跡となっている。国道140号が通じる。付近には修験者の修業に使われた不動滝がある。[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の栃本の言及

【大滝[村]】より

…荒川最上流域の山地を占め,甲武信ヶ岳(こぶしがたけ),雲取山はじめ標高2000m級の山々が連なる。雁坂峠(甲州裏街道),十文字峠(信州往還)などの峠は江戸時代までは重要な交通路として使われ,その合流点の栃本には関所が置かれていた。荒川の支流中津川の奥には平賀源内が発見したといわれる秩父鉱山があり,昭和初期から鉄鉱石を中心に亜鉛,鉛,銅などを採掘してきたが,現在は石灰岩とケイ砂のみである。…

※「栃本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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