栗並山村(読み)くりなみやまむら

日本歴史地名大系 「栗並山村」の解説

栗並山村
くりなみやまむら

[現在地名]富士町大字栗並

小城おぎ山内さんない郷の栗並山村は現富士町のほぼ中央にある谷間の平地で、標高約三四〇メートルである。文化一四年(一八一七)の郷村帳によれば、田野(反野)・馬場の地を含んでいる。尖頭器などが発見され、先土器時代にも人が住んでいたと考えられる。

山内の支配をめぐって種々の争いがあるが、小城郡山内には天文年間(一五三二―五五)に小城の千葉氏の進出がみられる。千葉胤連知行安堵状(杠家文書)によると

<資料は省略されています>

となっており、胤連が山内にいたゆずりは氏に知行を安堵している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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