栗原幸八(読み)クリハラ コウハチ

20世紀日本人名事典 「栗原幸八」の解説

栗原 幸八
クリハラ コウハチ

明治〜昭和期の実業家 セル製造の草分け



生年
明治9年3月1日(1876年)

没年
昭和5(1930)年12月21日

出生地
栃木県安蘇郡田沼町

旧姓(旧名)
川田

経歴
川田房吉の長男に生まれ、栗原家の養子となる。東京織物業を始めた母の栗原イネを助ける傍ら、東京高等工業学校助教授について織物の実践と理論を研究し、新製品の開発に従事。明治35年セル地を織りだし当時の流行となる。37年モスリン製織を企て、40年本所柳島に工場を設立。大正5年東京織物製造同業組合長、7年栗原紡織(のちのダイドーリミテッド)を設立し代表に就任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「栗原幸八」の解説

栗原幸八 くりはら-こうはち

1876-1930 明治-昭和時代前期の実業家。
明治9年3月1日生まれ。栗原イネの子。東京で織物業をはじめた母をたすけ,新製品の研究開発にしたがう。大正5年東京織物製造同業組合長,7年栗原紡織(現ダイドーリミテッド)代表社員。昭和5年12月21日死去。55歳。栃木県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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