日本歴史地名大系 「栗田庄」の解説
栗田庄
くりだのしよう
平安時代からみえる庄園。古代日会料一石が寄進されたという。享徳三年(一四五四)八月日付安楽寺公文所下文(太宰府天満宮文書/大宰府・太宰府天満宮史料一三)には御祭田楽の酒直を賦課された寺領所々のなかに「栗田御庄」がみえる。永禄三年(一五六〇)八月一九日に大鳥居信渠が書写した御祭騎馬貫首支配帳(大鳥居文書/大宰府・太宰府天満宮史料一五)によると、丑・未・辰・戌の年の御祭騎馬の貫首を割当てられた寺領所々のなかに「栗田」が含まれている。
栗田庄
くるすだのしよう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報