根蔕(読み)コンタイ

デジタル大辞泉 「根蔕」の意味・読み・例文・類語

こん‐たい【根×蔕】

《根とへたの意から》物事土台。よりどころ。根拠
「其厭世的迷想の―を固うしたるを見るべし」〈透谷・「マンフレッド」及び「フォースト」〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「根蔕」の意味・読み・例文・類語

こん‐たい【根蔕】

〘名〙 根とへた。一説に、「蔕」は「柢」に通じるところから単に根をいう。転じて、物事の土台やよりどころ。根拠。根底。〔日葡辞書(1603‐04)〕
十善法語(1775)九「此世界にこの人間ある。空中に往来して元来根蔕なし」 〔陶潜雑詩

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