桁繰用人(読み)けたくりようにん

精選版 日本国語大辞典 「桁繰用人」の意味・読み・例文・類語

けたくり‐ようにん【桁繰用人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代に、小身旗本の家に雇われていて、会計その他の事をつかさどった用人の俗称。けたくり。
  3. 徳川幕府で、使番など、毎日江戸城の、中の口部屋で、組中の番割を繰って、割りを定め、おのおのにそのむねを通達することを勤めとしていたもの。けたくり。
    1. [初出の実例]「御使番も〈略〉御役当に火口番、御城番、〈略〉定火消附、人数差引などあれども、桁くり用人と云ふものありて、割出して御用を便ずる事也」(出典:青標紙(1840‐41)三(古事類苑・官位六九))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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