新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 文枝(4代目)」の解説
桂 文枝(4代目)
カツラ ブンシ
- 職業
- 落語家
- 本名
- 瀬崎 米三郎
- 別名
- 前名=桂 阿や免,桂 枝三郎,橋本 文司,舞踊家名=坂東 三之丞
- 生年月日
- 明治24年 1月29日
- 出生地
- 大阪・坂町
- 経歴
- 4歳から歌舞伎の子役をつとめていたが、15歳で3代目桂文枝に入門。初め桂阿や免と名乗り、明治43年枝三郎と改名。また、旅興行の際には橋本文司(橋本は師匠の本名)をも名乗った。大正10年落語界を離れ舞踊家に転身。7代目坂東三津五郎の門下となり、三津治から昭和7年三之丞と名乗る。大陸へ渡って青島で舞踊の師匠として活躍。終戦後帰国して落語界に復帰。21年4代目桂文枝を襲名した。噺を短く切り上げて踊りを見せるという高座であったが、女義太夫出身の妻・豊竹東昇と組んで「浄瑠璃落語」を開発して人気を博した。宝塚落語会の指導者として、後進の指導にもあたった。
- 没年月日
- 昭和33年 3月1日 (1958年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報