(読み)かつら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


かつら

茨城県中北部,城里町北東部の旧村域。那珂川流域にある。 1955年圷 (あくつ) 村,岩船村,沢山村の3村が合体して桂村が成立。 2005年常北町,七会村と合体して城里町となった。半分以上が八溝山地で,那珂川沿いに水田が,丘陵地に畑地が広がる。御前山県立自然公園に属する。


かつら

京都市西京区の一地区。旧村名。 1931年京都市に編入桂川右岸にあり,国道9号線が通じる。米作のほか,近郊野菜園芸が行われるが,都市化,宅地化も進んでいる。桂川河岸に桂離宮がある。かつてはアユや飴を売り歩く桂女で知られた。

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デジタル大辞泉の解説

かつら【×桂】

カツラ科の落葉高木。山地に自生。葉は広卵形で裏面が白い。雌雄異株。5月ごろ、紅色の雄花、淡紅色の雌花をつけ、花びらはない。材を建築・家具や碁盤・将棋盤などに用いる。おかつら。かもかつら。
中国の伝説で、月の世界にあるという木。

かつら【桂】[地名]

京都市西京区、桂川西岸の地名桂離宮がある。[歌枕]
[補説]書名別項。→

けい【×桂】

ニッケイの慣用漢名。また、トンキンニッケイカシア)の漢名。
カツラの別名。中国ではモクセイをいう。
将棋で、「桂馬(けいま)」の略。

けい【桂】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]かつら
ニッケイ・モクセイなどの香木の総称。「桂冠桂皮肉桂
月の別名。「桂月
将棋の駒の一。「桂馬
[名のり]かつ・よし

かつら【桂】[書名]

写真家、石元泰博桂離宮を撮影した複数の写真集の通称。→桂日本建築における伝統と創造桂離宮空間と形

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百科事典マイペディアの解説

桂【かつら】

京都市西京区の桂川右岸の地名。当地には古代〜中世を通じ,桂御厨(かつらのみくりや),桂殿(かつらどの),上桂荘,下桂荘など多くの荘園が成立,貴紳の別荘も営まれた。また《古今和歌集》以下数々の歌集に桂里(かつらのさと)を詠んだ歌があり,《宇津保物語》や《源氏物語》の舞台ともなっている。なお歌は,月世界には桂の大木があるという中国の伝説に関連して,月の桂を詠むものが多い。桂御厨からは,鵜飼い漁法によって獲った鮎・鮒等の川魚を朝廷に貢進していた。これらに従事する人々は〈桂贄人〉とよばれ(12世紀以降は桂供御人),漁業のほか桂川の渡船業一般にも従事していた。鵜飼漁法は南北朝期より衰退していったようで,桂供御人の名は史料から消える。しかし以後も鵜飼による桂川の魚とりは細々と続けられたようで,桂供御人と同じ集団に属していたとみられる桂女(かつらめ)の活動が史料にみられるようになる。15―16世紀には桂女が毎年鮎鮨樽を紀州日根荘や奈良興福寺に持参した記録がある。桂女はまた権門の宴席に侍り,寿詞・歌舞を捧げ,併せて遊女の役割も担うようになっていった。近世には集団を飾る伝説が生じ,元祖を岩田姫とし,神功皇后の侍女として皇后着用の綿帽子なるものを家に伝え,権家に出入して安産を祝い,年頭や八朔(はっさく)には堂上公家(どうじょうくげ)に飴を献ずる習俗があった。→桂離宮

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世界大百科事典 第2版の解説

かつら【桂 guì】

中国では,ニッケイ(肉桂)あるいはモクセイ(木犀),また月にあると考えられた木。日本のカツラやゲッケイジュとは別物。桂については《山海経(せんがいきよう)》や《荘子》など先秦の書物にも記事があり,珍しい木,香辛料の木とされ,時代が下ると《本草》をはじめ諸書に,薬用植物として,牡桂,菌桂,木桂,肉桂など多様に表出される。これらが現在の何に当たるかは大半不明だが,漢の武帝が未央(びおう)宮の北に桂宮を作ったように,桂が高貴,良い香りを象徴したことはまちがいない。

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大辞林 第三版の解説

かつら【桂】

カツラ科の落葉高木。高さ約30メートル。樹皮は灰色で、葉は卵心形。雌雄異株。春、葉に先立って紅色を帯びた細花を房状につける。果実は円柱形の袋果。材は軽く軟らかく加工が容易で、家具・彫刻・器具用になる。
中国で、月にあるといわれる想像上の木。月の桂。
[句項目] 桂を折る

かつら【桂】

京都市西京区、桂川西岸の地域。桂離宮がある。⦅歌枕⦆ 「こよひわが-の里の月を見ておもひのこせることのなきかな/金葉

かつら【桂】

姓氏の一。

けい【桂】

[0][1] 将棋の駒の一。桂馬。
クスノキ科の常緑高木。中国の華南・ベトナムなどに産する。ニッケイに近縁で、全体に芳香がある。樹皮(桂皮)を薬用とし、また芳香油をとる。東京トンキン肉桂。カシア。
ニッケイの慣用漢名。
モクセイ・ニッケイ・クス・ゲッケイジュなど常緑の香木の総称。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

桂 (カツラ)

植物。キンポウゲ科の多年草,園芸植物,薬用植物。オキナグサの別称

桂 (カツラ)

植物。藪肉桂または,木犀の古名

桂 (カツラ)

学名:Cercidiphyllum japonicum
植物。カツラ科の落葉大高木,園芸植物

桂 (カツラ)

植物。クスノキ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物。ニッケイの別称

桂 (ケイ・カツラ)

植物。クスノキ・モクセイなどの総称

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