桂沢ダム(読み)かつらざわだむ

日本歴史地名大系 「桂沢ダム」の解説

桂沢ダム
かつらざわだむ

幾春別いくしゆんべつ川の上流三笠市桂沢に所在。第二次世界大戦後まもなく計画され、昭和二二年(一九四七)に着工された。電源開発、幾春別川の洪水調節流域灌漑用水と三笠市・岩見沢市・美唄市、空知郡奈井江ないえ町・きた村への上水道の多目的ダムとして同三二年に竣工し、北海道における戦後の多目的ダム建設第一号となった。堤高六三・六メートル、堤頂長三三四・三メートル、総貯水量九二七〇万立方メートル、有効貯水量八一八〇万立方メートルで、湛水面積四九九ヘクタール。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「桂沢ダム」の解説

桂沢ダム

北海道三笠市桂沢、石狩川水系幾春別川に建設された多目的の重力式コンクリートダム。堤高63.6メートル。1957年竣工の、道内最初の本格的多目的ダム。洪水調節機能の強化などを目的に、嵩上げによる新桂沢ダムが2024年3月に完成した。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android