案典(読み)あんてん

精選版 日本国語大辞典 「案典」の意味・読み・例文・類語

あん‐てん【案典】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代一部官庁などにおかれた職である案主(あんじゅ)と、大宝令四等官である主典(さかん)とを合わせた略称。両者ともに記録文書作成保管にあたる。
    1. [初出の実例]「国衙頭牒上撿調物所案典等」(出典:延喜式(927)五〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android