桑窪村(読み)くわくぼむら

日本歴史地名大系 「桑窪村」の解説

桑窪村
くわくぼむら

[現在地名]高根沢町桑窪

くりしま村の東、東部井沼いぬま川が、中央部を市の堀いちのほり用水が南流する。宇都宮氏旧臣姓名書に、桑久保村として矢口姓四人がみえる。近世は初め宇都宮藩領。慶安郷帳では高二一七石余、田方一四〇石余・畑方七七石余。元禄郷帳では高五七六石余。延享四年(一七四七)三卿の一橋領となり幕末に至る。享和二年(一八〇二)の家数は本百姓六五・水呑四・前地一・修験一、宮八・寺一・堂三、人数二八七、牝馬一二(「宗門改帳」鈴木重良文書)。天保年間(一八三〇―四四)の家数四六(改革組合村)。奥州街道氏家うじいえ宿の助郷を勤めたが、文政一一年(一八二八)頃は遠村を理由に半高除とされ、勤高一七四石余であった(往還雑記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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