改訂新版 世界大百科事典 「桓玄」の意味・わかりやすい解説
桓玄 (かんげん)
Huán Xuán
生没年:369-404
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…こうした紙の流行にもかかわらず,晋の時代にはまだ簡牘(かんとく)の使用が続いた。東晋末に安帝を廃して楚国を建てた桓玄(かんげん)は,公式の文書に簡牘を使用することをやめ,〈黄紙〉を採用することを命令した。黄紙は虫害を避けるため,紙の黄蘗(キハダ)で染めたものである。…
…4世紀末の政権を担当した司馬道子・司馬元顕父子に対して,その政治の乱脈の改革を強硬に迫った王恭は北府軍団長であった。王恭は敗死したが(398),政府の乱脈の機をとらえて蜂起した道教徒の民衆反乱,すなわち孫恩の乱(孫恩・盧循の乱)を平定したのも,また桓玄を駆逐したのも北府軍団の力であった。桓玄は桓温の子。…
※「桓玄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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