政局(読み)セイキョク

デジタル大辞泉 「政局」の意味・読み・例文・類語

せい‐きょく【政局】

ある時点における政治動向政界情勢。「政局が行き詰まる」
首相進退衆議院解散など、重大局面につながる政権闘争。また、安定政権の元では、与党内での主導権争い。多く、国会などでの論戦によらず、派閥人脈を通じた多数派工作として行われる。「政局になる」「政局にする」

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精選版 日本国語大辞典 「政局」の意味・読み・例文・類語

せい‐きょく【政局】

  1. 〘 名詞 〙 政治の局面や政界の情勢。政情政況
    1. [初出の実例]「八月四日外務省公示 帝国政府は欧洲政局(セイキョク)の最近の形勢に対し政治上及び経済上憂慮の念を禁ずる能はず」(出典風俗画報‐四六一号(1914)帝国政府の声明)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「政局」の意味・わかりやすい解説

政局
せいきょく

政治状況をみる視点なかでも,政治状況を政治家の権勢人事の視点から把握したものをいう。人事はもとより,具体的な階級集団および政策対立であって,特定の政治家の権勢の上昇や下降に関係しないものはない。政治家が権力欲をもつかぎり,その行動は単に政策観だけでなく,その政局観によっても多分に律せられる。外部の者からは理解困難な政治家の行動の多くはここから発するが,それは理解不可能ではない。政治家の政局観は,毎朝配達される新聞の普通は2面に政治部記者の手をかりて報じられることが多い。

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