桜峰
さくらずんね
[現在地名]小千谷市岩沢
旧岩沢村域の中央にあり、標高三七七・一メートル。かつて山岳崇拝の祈祷地で一名秋葉山ともよばれ、頂上に秋葉権現の石碑が建つ。西方信濃川沿いに里地の各集落が散開する。南斜面に田代・小土山・外ノ沢、東方に大崩・池之平の集落が開け、北方は断崖をなす。山頂に立てば南東に八海山がそびえる。山桜が多く自生する。桜の開花を目安に修験者の春季入山が始まり、山頂で護摩が焚かれたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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