桜林村(読み)さくらばやしむら

日本歴史地名大系 「桜林村」の解説

桜林村
さくらばやしむら

[現在地名]平田町桜林

石橋いしばし村の東にあり、北は桜林興野村大坪おおつぼ惣田そうたには平安―室町期集落跡の桜林遺跡があり、井戸跡や曲物棺が出土する。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高七四石余。寛永元年庄内高辻帳では高二六〇石余。寛文九年(一六六九)検地帳(小松原文書)では反別一九町余、高二四三石余、名請人一三。最も保有地の広いのは与五郎で三町四反余、次いで市三郎二町八反余、重左衛門二町余、以下一町以上二町未満七、五反未満三。貞享四年(一六八七)草刈地の鷹尾たかお山山札二〇枚を有し、米四斗を納めた(「鷹尾山新古留帳」相馬文書)


桜林村
さくらばやしむら

[現在地名]巻町桜林

馬堀まぼり村の西にあり、同村の枝郷。北は潟頭かたがしら村がある。寛永一一年(一六三四)の三根山領成立時の蒲原一七ヵ村中に村名はみえず、元禄五年(一六九二)の六千石秋勘定帳(和納区有文書)に同領の一村として記される。元禄郷帳は村高一六〇石五斗余。寛政元年(一七八九)の御巡見様御案内手控帳(笛木家文書)には高四三〇石余、庄屋和忠太と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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