桷間村(読み)かくまむら

日本歴史地名大系 「桷間村」の解説

桷間村
かくまむら

[現在地名]鳥取市大桷だいかく

野坂のさか川左岸、大満おおま村の南に位置する。鹿野しかの往来が通り、「因幡志」によれば野坂村の北八町の山下にある。正保国絵図には角間村と記載されたが、元禄国絵図・元禄郷帳作成に際し桷間村と改められた(元禄一四年「変地其外相改目録」県立博物館蔵)。古くは桷城と記したともいう(因幡志)。拝領高は三二〇石余。寛保二年(一七四二)の高草郡村々下札帳写(賀露神社文書)では生高三七三石余、本免五ツ六分。山札銀七匁・藪役銀三匁・川役銀一五匁が課されていた。佐藤氏・井上氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」では家数一五。天保一四年(一八四三)の村々人数増減書上帳(加藤家文書)によると男四〇・女三七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android