改訂新版 世界大百科事典 「梃子秤」の意味・わかりやすい解説 梃子秤 (てこばかり)lever scale 荷重の検出,伝達などはかりの機構にてこのみを用いたはかりを指す。力点,支点,重点の順に各点が配置された第1次てこからなるものに棒ばかりやてんびんなどの小秤量のはかりがあり,第1次てこに支点,重点,力点,あるいは支点,力点,重点の順に各点が配置された第2次てこや第3次てこを並列,あるいは直列に組み合わせたものに台ばかりなどの大秤量のはかりがある。支点と力点,支点と重点との距離を腕の長さといい,両腕の長さの比をてこ比という。てこを直列に組み合わせるとてこ比は各てこ比の積となり大きなてこ比が得られ,同じてこ比のてこを並列に組み合わせるとてこ比は同じで秤量は増大する。執筆者:小林 好夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by