梅谷寺(読み)ばいこくじ

日本歴史地名大系 「梅谷寺」の解説

梅谷寺
ばいこくじ

[現在地名]阿南市桑野町

鳥居前(とりいまえ)にある。駅路山と号し、真言宗大覚寺派、本尊は阿弥陀如来。文明一五年(一四八三)源(武田)常忠によって創建され、天神坊と称したという。武田氏は桑野城主と伝える。天文七年(一五三八)武田元信によって再興された(阿波志)。慶長三年(一五九八)蜂須賀家政によって土佐街道沿いの駅路寺に指定された。駅路寺とは定書によると旅人を泊め、身分に応じた馳走をすること、また宿泊者の行動を監視し不穏な者があれば地下の役人に通報することなどを命じられた寺院で(阿淡年表秘録)、徳島藩特有の制度であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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