梅香(読み)うめがか

精選版 日本国語大辞典 「梅香」の意味・読み・例文・類語

うめ‐が‐か【梅香】

  1. [ 1 ] 〘 連語 〙 梅の花のかおり。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「むめがかを袖にうつしてとどめてば春はすぐともかたみならまし〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・四六)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. 江戸時代、婦人の用いた練り香の名。匂い袋に入れて持ち歩くものと、髪油と練りあわせたものの二種類あり、それぞれ鶴、亀、松、竹の四等に分けた。
      1. [初出の実例]「白き衿元掛香(かけかう)の、梅(ウメ)が香(カ)かほる米八が、色をふくみしその姿」(出典人情本・春色辰巳園(1833‐35)三)
    2. 梅干しを使った酒の肴の名。梅肉を裏ごししたものと鰹節とをあえまぜたものに、しょうゆと酒を加えて味付けしたもの。〔合類日用料理指南抄(1689)〕

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普及版 字通 「梅香」の読み・字形・画数・意味

【梅香】ばいこう(かう)

梅の花の香り。唐・崔日用〔人日重ねて大明宮に宴するに奉和す~〕詩 曲池の色、冰に液(うるほ)ひ 上香、裏に嬌(あでや)かなり

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