梓宮(読み)シキュウ

デジタル大辞泉 「梓宮」の意味・読み・例文・類語

し‐きゅう【×梓宮】

《昔、中国で、あずさの木で作ったところから》天子の棺。また、天子の陵墓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「梓宮」の意味・読み・例文・類語

し‐きゅう【梓宮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 昔、中国で梓(あずさ)の木で作られたところから ) 君主死体をおさめた棺。また、陵をいう。
    1. [初出の実例]「天皇晏駕之期、梓宮不燈。問其由」(出典古事談(1212‐15頃)一)
    2. [その他の文献]〔曹植‐文帝誄〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「梓宮」の読み・字形・画数・意味

【梓宮】しきゆう

天子の棺。〔漢書、霍光伝〕光ず。上(しやう)皇太后、親しく光の喪に臨む。~金錢・絮・被百領、衣五十篋(けふ)、璧珠(へきしゆき)玉衣・梓宮~を賜ふ。~皆乘輿の制度の如し。

字通「梓」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android