(読み)ゴ

普及版 字通 「梧」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 11画

[字音]
[字訓] あおぎり・ささえばしら

[説文解字]

[字形] 形声
声符は吾(ご)。〔説文〕六上に「梧桐木なり」とし、「一に曰く、(しん)なり」という。とするのは〔爾雅、釈木〕による訓で、とは棺をいう。また〔釈名、釈宮室〕に「梧は(ご)なり。梁上に在り、兩頭相ひ觸(しょくご)するなり」とあって、斜めの支え柱をいう。これらの字義から考えると、吾に守の意を含むところがあると思われる。

[訓義]
1. あおぎり、きり。
2. はしら、ささえばしら。
3. と通じ、であう。
4. と通じ、楽器(しゆくぎよ)。
5. と通じ、大きい。

[古辞書の訓]
和名抄〕梧桐 岐利(きり) 〔名義抄〕梧桐 キリ

[熟語]
梧陰・梧下・梧梧岸・梧子梧受梧楸梧竹・梧桐・梧右梧葉
[下接語]
魁梧・槁梧・支梧・枝梧・翠梧・井梧・青梧蒼梧・竹梧・長梧・抵梧・庭梧・碧梧・夕梧

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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