デジタル大辞泉
「梳綿」の意味・読み・例文・類語
そ‐めん【×梳綿】
紡績工程で、混綿・開綿・打綿の工程を経た綿の繊維をさらに開き、細かいごみや短い繊維を除いて、太いひも状の繊維の束にすること。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
そ‐めん【梳綿】
- 〘 名詞 〙 紡績工程で、繊維のもつれを一本ずつに分離し、短繊維および不純物を除き、繊維を平行状態にそろえ、これを集合してスライバー状にすること。梳解(そかい)。カーディング。
- [初出の実例]「梳綿は概ね男工にして混綿打綿は男女共に従事し」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の梳綿の言及
【紡績】より
…不純物の除去も兼ねる。(3)カーディングcarding(梳綿) 繊維を鋸歯状のメタリックワイヤを巻きつけた大きなシリンダー表面に乗せ,その上にセットされたローラー表面の鋸歯状の刃先,またはキャタピラー状に連結された板に固定した針布の針先との間でくしけずり,繊維1本1本に分離しながら平行に伸ばす。シリンダー表面に浮いた短繊維は上方の歯先に移り,雑物も遠心力で上方に移りやすい(〈[カード]〉の項参照)。…
※「梳綿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 