梶山秀蔵(読み)かじやま ひでぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梶山秀蔵」の解説

梶山秀蔵 かじやま-ひでぞう

1837-1889 幕末尊攘(そんじょう)運動家。
天保(てんぽう)8年生まれ。常陸(ひたち)水戸の人。江戸にでて藤田東湖の門にはいる。安政5年(1858)大老井伊直弼(いい-なおすけ)の動静をさぐろうと,剃髪(ていはつ)し秀斎と名をかえて井伊家にはいり,その動きを水戸藩につたえた。のち一橋家につかえ,軍制所調役下役となった。明治22年2月20日死去。53歳。旧名は安島俊次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android