棊山賢仙(読み)きさん けんせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「棊山賢仙」の解説

棊山賢仙 きさん-けんせん

1267-1353* 鎌倉-南北朝時代の僧。
文永4年生まれ。比叡(ひえい)山で天台をまなび,のち臨済(りんざい)に転じ,鎌倉建長寺の無隠円範(むいん-えんぱん)の法をつぐ。足利尊氏に請われて周防(すおう)(山口県)安国寺の住持をつとめ,周防高山寺などをひらいた。文和(ぶんな)元=正平(しょうへい)7年12月12日死去。86歳。諡号(しごう)は照覚普済禅師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android