すべて 

棒火矢(読み)ボウビヤ

精選版 日本国語大辞典 「棒火矢」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐びや【棒火矢・棒火箭】

  1. 〘 名詞 〙 鉄製の筒に火薬をこめて発射した一種の火矢。
    1. [初出の実例]「ほう火矢を雨のふるほどいかけければ」(出典:義残後覚(1596)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「棒火矢」の意味・わかりやすい解説

棒火矢
ぼうびや

江戸時代の火器古来の弓を用いず,火砲によって火薬のついた矢を射て敵陣を焼くもの。文禄慶長の役に朝鮮水軍が使用したものから考案された。矢じり矢羽は鉄ででき,かしの棒の周囲のみぞに火薬を埋めた矢を大筒 (おおづつ) で発射するのが普通で,射程約 2500m。明石流,三木流その他の流派があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む