棒読(読み)ぼうよみ

精選版 日本国語大辞典 「棒読」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐よみ【棒読】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 漢文を、返点(かえりてん)など付けないで字の順に読むこと。
    1. [初出の実例]「棒読(ボウヨミ)にやらかしたのだ。曹操槊を横て詩を賦すと読むのだ」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)二)
  3. 文章を、区切りや抑揚をつけないで一本調子に読み下すこと。
    1. [初出の実例]「金閣や銀閣の小僧がする棒読(ボウヨ)みのやうな説明とも違ふが」(出典:俳諧師(1908)〈高浜虚子〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android