金閣(読み)キンカク

デジタル大辞泉 「金閣」の意味・読み・例文・類語

きん‐かく【金閣】

黄金で飾った高殿。また、豪華な楼閣
鹿苑寺ろくおんじ舎利殿通称

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精選版 日本国語大辞典 「金閣」の意味・読み・例文・類語

きん‐かく【金閣】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 黄金で飾ったたかどの。また、美しく豪華な楼閣。
    1. [初出の実例]「瓊筵振雅藻。金閣啓良遊」(出典懐風藻(751)七夕藤原房前〉)
    2. [その他の文献]〔宋史‐曹修古伝〕
  2. [ 2 ]きんかくじ(金閣寺)[ 一 ]」の略。

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旺文社日本史事典 三訂版 「金閣」の解説

金閣
きんかく

室町前期,足利義満が京都北山に営んだ山荘遺構で,三層の楼閣建築
1397年,義満は莫大な費用を投じて豪華な別荘を建て,彼の死後禅宗寺院鹿苑 (ろくおん) 寺となった。金閣はその一部で舎利殿 (しやりでん) として建てられ,初層・中層寝殿造,上層は禅宗様様式による三層の楼閣である。中層・上層の外壁金箔をおいたところから金閣の通称で呼ばれる。1950年放火により焼失したが,その後復原再建された。

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普及版 字通 「金閣」の読み・字形・画数・意味

【金閣】きんかく

金で飾った閣。

字通「金」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の金閣の言及

【鹿苑寺】より

…京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺。北山と号し,通称〈金閣寺〉で有名。現寺地辺には公家の西園寺家の山荘があったが,これを足利義満が譲り受けて,1397年(応永4)から北山殿(きたやまどの)の造営に着手し,翌年義満はここに移った。…

※「金閣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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