森林開発公団(読み)しんりんかいはつこうだん

精選版 日本国語大辞典 「森林開発公団」の意味・読み・例文・類語

しんりんかいはつ‐こうだん【森林開発公団】

  1. 林道開発、森林造成などを行なうために設立された公団。昭和三一年(一九五六設置。平成一一年(一九九九)農用地整備公団の業務を承継し、緑資源公団改称。同一五年独立行政法人緑資源機構となる。

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百科事典マイペディア 「森林開発公団」の意味・わかりやすい解説

森林開発公団【しんりんかいはつこうだん】

未開発の民有林資源を急速かつ計画的に開発するため森林開発公団法(1956年)により設立された公団。主管省庁は林野庁。全額政府出資。三重奈良和歌山徳島など特定地域に事業地区を設定し,林道の開発・改良,森林造成,官行造林などの事業を行ってきた。近年では水資源確保育成に力を注いでいる。

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世界大百科事典(旧版)内の森林開発公団の言及

【水源涵養林】より

…現在,利水のために多くのダム建設が行われているが,その上流域に水源涵養林の整備をあわせて実行することは有意義である。水源林の造成,整備の実行機関として,森林開発公団や各府県の林業公社がある。これらの水源地帯は奥地の過疎地帯であるため,森林整備には多額の経費を要する。…

※「森林開発公団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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