日本歴史地名大系 「森藩陣屋跡」の解説
森藩陣屋跡
もりはんじんやあと
慶長六年(一六〇一)入封の来島(のち久留島と改姓)氏の陣屋跡。陣屋の地
慶長六年九月来島康親は玖珠郡・日田郡・速見郡に一万四千石の知行を認められ、旧領伊予国の替地とされた。その内訳は同年九月七日の森藩領知目録(佐伯藩政史料)により、日田郡一一村・高三千八〇二石余、玖珠郡八村・高八千一六五石余、速見郡二村・高二千三二石余であったことが知られる。二代藩主の通春は慶長一七年より明暦元年(一六五五)まで在任。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報