椋鳥科(読み)むくどりか

精選版 日本国語大辞典 「椋鳥科」の意味・読み・例文・類語

むくどり‐か‥クヮ【椋鳥科】

  1. 〘 名詞 〙 鳥類の一科名。約一一〇種から成り、主としてアフリカと南アジア・東南アジアに分布し、日本では二種が繁殖する。一般に脚と嘴(くちばし)の丈夫なずんぐりした鳥で、一部の尾の長い種を含めて全長一八~四三センチメートル。地味な黒っぽい種が多いが、熱帯には金属光沢のある美しいものもある。一部は森林の樹上性、一部は林縁や疎林にすみ、主として地上で採餌する。北方に分布するのは後者である。食性は昆虫を中心とした雑食性で、果実種子なども食べる。一部の種、特に北アメリカに輸入されたホシムクドリなどは、農業害鳥とみなされるほどである。一般に集団性が強く、特に冬期には大きな群れになる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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