植物肉(読み)ショクブツニク(その他表記)Plant-based meat

デジタル大辞泉 「植物肉」の意味・読み・例文・類語

しょくぶつ‐にく【植物肉】

小麦粉グルテン大豆たんぱく質など、植物性原料による代用肉プラントベースドミート

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「植物肉」の解説

植物肉

動物性の原料を使わずに、大豆や小麦、エンドウ豆、ソラマメといった植物由来の原料を加工して作った肉状の食品生産技術進歩で、最近は本物の肉の食感風味を巧みに再現した商品が相次いで登場している。「ビーガン」と呼ばれる菜食主義者だけでなく、一般の消費者が気軽に食べるようになり、市場規模は世界的に拡大傾向にある。

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知恵蔵mini 「植物肉」の解説

植物肉

大豆や小麦などの植物性たんぱく質を肉状に加工した食品。「人工肉」「擬似肉」「代替肉」などとも呼ばれる。健康志向や環境保全、動物愛護観点に基づく肉食離れ、将来的な食糧危機への懸念などから、近年欧米を中心に植物肉への関心が高まっている。米サべージ・リバー社が2013年より提供している「ビヨンド・ミート」、米インポッシブル・フーズ社が19年より米国で提供予定の「インポッシブル・バーガー」など、本物の肉の味や食感に近い植物肉の商品化も進みつつある。日本企業の参入も増えており、世界的な市場の拡大が見込まれている。

(2019-6-25)

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