椎宮八幡神社(読み)しいのみやはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「椎宮八幡神社」の解説

椎宮八幡神社
しいのみやはちまんじんじや

[現在地名]徳島市南佐古七番町

佐古万年さこまんねん山の麓にある。主祭神は品陀別命・木花咲耶姫。旧村社。はじめ名東郡矢三やそ村にあり、寛文年間(一六六一―七三)しように移ったと伝える。寛保改神社帳、「阿波志」にも庄村の八幡として記される。なお南矢三町二丁目の旧社地に古八幡こはちまん神社がある。天明(一七八一―八九)頃の伝承によれば、往昔佐古山樹木が生茂り、大蛇が生息してしばしば野に出て村人をおびやかしていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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