デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「楠部子春」の解説 楠部子春 くすべ-ししゅん 1760-1820 江戸時代中期-後期の儒者。宝暦10年生まれ。生家は加賀金沢の商家。楠木氏の子孫として家名再興をねがう父の遺言をうけて,姓を帰山から楠部とあらため,学問につとめた。町会所の吏となり,旧簿数百巻を整理して検索の便をはかる。欧陽詢の書法をよくした。文政3年9月29日死去。61歳。名は肇。通称は金五郎。号は芸台(うんだい)。著作に「加賀古跡考」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例