業火(読み)ゴウカ

デジタル大辞泉 「業火」の意味・読み・例文・類語

ごう‐か〔ゴフクワ〕【業火】

悪業が身を滅ぼすことを火にたとえていう語。
地獄罪人を苦しめる猛火。激しい炎や大火のたとえにもいう。「業火の責め苦」

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精選版 日本国語大辞典 「業火」の意味・読み・例文・類語

ごう‐かゴフクヮ【業火】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 地獄の罪人を焼く猛火。転じて、はげしい火、炎。
    1. [初出の実例]「業火(ゴウくゎ)盛に燃て修羅の闘諍四方に聞ゆ」(出典太平記(14C後)一五)
    2. [その他の文献]〔大般涅般経‐上〕
  3. 身を滅ぼす悪業を火にたとえていう語。

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デジタル大辞泉プラス 「業火」の解説

業火

米国の作家パトリシア・コーンウェルの小説(1998)。原題《Point of Origin》。検屍官スカーペッタが牧場火災事件で発見された死体の謎に挑む、「検屍官ケイ」シリーズ第9作。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「業火」の意味・わかりやすい解説

業火
ごうか

仏教用語。自分の行なった悪業の報いによって苦しめられることを,火に焼かれるのにたとえていう。また,地獄で罪人が焼かれる火をさす場合もある。

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