悪業(読み)あくごう

精選版 日本国語大辞典 「悪業」の意味・読み・例文・類語

あく‐ごう ‥ゴフ【悪業】

〘名〙 仏語苦果を招く原因となる、身、口(く)、意による悪い行為。また、前世悪事。⇔善業
狭衣物語(1069‐77頃か)三「憂し、つらしと思ひ入り給ひけん人の御あくごうの、離れ給ひぬべきしるべと、なりなんかし」 〔大智度論‐六〕

あく‐ぎょう ‥ゲフ【悪業】

〘名〙 悪いしわざ、仕事。よくない職業
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「放僻邪侈の風を除き悪業に陥入る者少し」 〔史記‐貨殖伝〕

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デジタル大辞泉 「悪業」の意味・読み・例文・類語

あく‐ごう〔‐ゴフ〕【悪業】

仏語。悪い行為。転じて、前世で悪事をしたことによる悪い報い。⇔善業

あく‐ぎょう〔‐ゲフ〕【悪業】

悪いしわざ。よくない職業。→あくごう(悪業)

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普及版 字通 「悪業」の読み・字形・画数・意味

【悪業】あくごう

前世の悪事。

字通「悪」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悪業」の意味・わかりやすい解説

悪業
あくごう

十悪業道」のページをご覧ください。

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