楽地(読み)らくち

精選版 日本国語大辞典 「楽地」の意味・読み・例文・類語

らく‐ち【楽地】

〘名〙 安楽な土地楽境楽土
菅家文草(900頃)六・傍水行「此時楽地無程里、鞭轡形神独往還」
読本春雨物語(1808)二世の縁「人とても楽地にのみはあらで、世をわたるありさま牛馬よりもあはたたし」 〔晉書‐楽広伝〕

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デジタル大辞泉 「楽地」の意味・読み・例文・類語

らく‐ち【楽地】

安楽な土地。楽土。

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普及版 字通 「楽地」の読み・字形・画数・意味

【楽地】らくち

たのしい境地。〔世説新語徳行〕(王澄・胡毋輔之)人、皆任放を以てと爲す。~樂廣笑ひて曰く、名の中(うち)、自ら樂地り。何爲(なんす)れぞ乃ち爾(しか)ると。

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