楽太鼓(読み)ガクダイコ

精選版 日本国語大辞典 「楽太鼓」の意味・読み・例文・類語

がく‐だいこ【楽太鼓】

  1. 〘 名詞 〙 雅楽に用いる太鼓。吊枠につられた扁平な太鼓で、二本の桴(ばち)で打つ。
    1. [初出の実例]「ト誂へ楽太鼓(ガクダイコ)の入りし舞楽鳴物になり」(出典:歌舞伎・日月星昼夜織分(1859))

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百科事典マイペディア 「楽太鼓」の意味・わかりやすい解説

楽太鼓【がくだいこ】

太鼓

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世界大百科事典(旧版)内の楽太鼓の言及

【太鼓】より

…また,〈たいこ〉の漢字としては,〈おおつづみ〉〈おおかわ〉と呼ばれる〈つづみ〉の一種に〈大鼓〉の字を当てるため,〈たいこ〉に対しては〈太鼓〉の字を当てることが一般的となった。ただし,〈太鼓〉という言葉が指す楽器は,それを用いる種目ごとに,その特定のもののみを狭義にいう場合もあり,たとえば能においては猿楽太鼓(さるがくだいこ)ともいわれる締太鼓(しめだいこ)のことを,単に〈太鼓〉という。また,洋楽器のドラム類の訳語として〈太鼓〉の語を用い,バス・ドラム,ゴング・ドラムなどを〈大太鼓(おおだいこ)〉,サイド・ドラム,スネア・ドラム類を〈小太鼓(こだいこ)〉と称することもある。…

※「楽太鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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