榎下村(読み)えのしたむら

日本歴史地名大系 「榎下村」の解説

榎下村
えのしたむら

[現在地名]緑区新治にいはる町・小山こやま町・霧が丘きりがおか一・四丁目

北は小山村、西・北は十日市場とおかいちば村、東・南は久保くぼ村に接する。恩田おんだ川沿いの平地以外は丘陵谷戸が入込んでおり、「風土記稿」には穴谷・狸谷・常見谷・負谷・安台久保・百久保・油窪という小名がみえる。神奈川宿(現神奈川区)から八王子へ至る道は、久保村より入り村内をほぼ東西に通って十日市場村へ抜ける。小田原衆所領役帳に三郎殿「百五十六貫八十二文 小机荏下」とある。中山なかやま寺山てらやまだい・久保・十日市場・小山の六ヵ村は同帳にみえないが、当村はこれら六ヵ村の本郷であったと伝える(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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