榎本隆一郎(読み)エノモト リュウイチロウ

20世紀日本人名事典 「榎本隆一郎」の解説

榎本 隆一郎
エノモト リュウイチロウ

昭和期の実業家,海軍技術者 元・三菱瓦斯化学社長;元・国際基督教大学理事長。



生年
明治27(1894)年2月8日

没年
昭和62(1987)年2月7日

出生地
和歌山県海南市

学歴〔年〕
九州帝大工学部採掘学科〔大正13年〕卒

主な受賞名〔年〕
科学技術庁長官賞〔昭和34年〕,藍綬褒章〔昭和38年〕,毎日工業技術賞〔昭和38年〕,勲二等旭日重光章〔昭和41年〕

経歴
終戦当時は海軍中将で軍需省燃料局長。戦後の昭和26年、新潟天然ガスに目をつけ、三菱瓦斯化学の前身日本瓦斯化工を創設、社長に就任。独自の「少数主義」の経営理念を貫き、短時日に一部上場の優良企業に育て上げた。41年会長となり、46年相談役に退く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「榎本隆一郎」の解説

榎本隆一郎 えのもと-りゅういちろう

1894-1987 昭和時代後期の実業家。
明治27年2月8日生まれ。海軍機関学校卒業後,海軍より派遣され九州帝大でまなぶ。昭和20年軍需省燃料局長,中将。26年江口孝らと日本瓦斯(ガス)化学工業を設立し,社長。新潟の天然ガスを利用したメタノール生産,アンモニア合成業績をのばす。41年会長。昭和62年2月7日死去。92歳。和歌山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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