(読み)はえき

精選版 日本国語大辞典 「榱」の意味・読み・例文・類語

はえ‐きはへ‥【榱・椽

  1. 〘 名詞 〙(むね)から軒に渡して屋根板などを支える木。垂木(たるき)
    1. [初出の実例]「取り置ける椽(ハヘキ)は此の家の長の御心の斉(ととのほり)なり」(出典日本書紀(720)顕宗即位前(図書寮本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「榱」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] スイ
[字訓] たるき

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(衰)(すい)。〔説文六上に「椽なり。秦にては屋椽(をくてん)と名づく。には之れを椽と謂ひ、齊・魯には之れを桷と謂ふ」(段注本)とあり、〔釈名、釈宮室〕に「桷~或いは之れを榱と謂ふ」とみえる。

[訓義]
1. たるき。

[熟語]
榱桷榱桁榱題榱椽榱崩・榱
[下接語]
華榱・桷榱・交榱・高榱・接榱・千榱・飛榱・文榱

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android