構造化プログラミング(読み)こうぞうかプログラミング(英語表記)structured programming

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「構造化プログラミング」の意味・わかりやすい解説

構造化プログラミング
こうぞうかプログラミング
structured programming

構造的プログラミングオランダの E.ダイクストラが提唱したプログラム理論に基づくプログラム書法で,プログラムをなるべく誤りなく書くための方法である。トップダウン的 (上から下へ,全体から部分へ) 手法をとり,GOTO文を用いないので,プログラムをモジュール化したとき,それをさすラベルは各プログラム単位でよいという利点がある。そして1つのモジュールの入口出口は常に1つである。プログラムの流れは順次実行してゆく連接 (concatenation) ,IF-THEN-ELSE文による選択 (selection) ,repeat文や while文などによる繰返し (repetition) の3種の基本形の組合せで書く。このようにすることによってプログラムの構造が標準化され,読みやすく,理解しやすく,修正しやすい形となり,エラーが少くなる。

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