槙野地村
まきのじむら
[現在地名]幸手市槙野地
細野村の東、江戸川右岸の洪積地に位置する。東は江戸川を挟んで中戸村(現千葉県関宿町)。初め牧之内村と称し細野・花島の二村を含んでいたが、慶安(一六四八―五二)頃、槙野地村と改称したという(郡村誌)。寛永一八年(一六四一)新利根川の開削により江戸川右岸に位置するようになった(明暦二年「小流寺縁起」小流寺蔵)。
槙野地村
まぎのちむら
[現在地名]大子町槙野地
押川の支谷浅川の上流にあり、南は浅川村。「常陸紀行」には「又真野あり。是も今槙野地村あり。此の地にや」と記し、古代の真野郷の地に比定する。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高には「槙ノ地村」とみえ、同一五年の御代官郷高帳(「田制考証」所収)の村々高寄新家惣右衛門分に「槙野地村」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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