模楷(読み)ぼかい

精選版 日本国語大辞典 「模楷」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐かい【模楷】

  1. 〘 名詞 〙 手本模範。楷模。
    1. [初出の実例]「国を皆模楷にす」(出典:今昔物語集(1120頃か)九)
    2. 「基督の聖徳は完全美備普ねく万世万国に通じて吾人の標章模楷と為すべきものなるを論ず」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉八)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐党錮伝序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「模楷」の読み・字形・画数・意味

【模楷】もかい

手本。法式。〔後漢書、党錮伝序〕李膺・陳・王暢と(こもごも)相ひ襃重(はうちよう)す。學中の語に曰く、天下楷李元禮、強禦を畏れざる陳仲擧、天下の俊秀王叔と。

字通「模」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android