横内町(読み)よこうちちよう

日本歴史地名大系 「横内町」の解説

横内町
よこうちちよう

[現在地名]静岡市横内町・鷹匠たかじよう三丁目

駿府城南東の横内門から東へ延びる通り(北街道)の両側町。東は横内田よこうちた町に続く。当町と横内門の間は明屋敷で、そのうちの往還北側に駿府町奉行与力屋敷があり、当町の北側には一向宗真勝しんしよう(現在は長沼二丁目に移転)・道因寺、南側に同宗専長せんちよう寺がある(以上、町方絵図)。「駿河記」は横町第一二行の町とする。天正一五年(一五八七)三月七日の駿府浅間社新宮神主親貞注進状写(駿河志料)に駿府城修築のため天正一四年に上知された地として「よこまち」がみえる。


横内町
よこうちちよう

[現在地名]津和野町後田うしろだ

魚町うおちよう通の東に続く東西道の西側に沿う町人町。西はよろずなかノ町・同下ノ町、東は河原かわら町上ノ町・同下ノ町に接する。のち信盛しんせい寺近くの水田にあった田中たなかの天神が地内に移建され、天神てんじん町と通称された(津和野町史)。元禄期城下侍屋敷等絵図(津和野町郷土館蔵)では町の長さ三七間余、南側に町屋八(うち鍛冶三・医師一)、北側に町屋九(うち白物屋一・桶屋二・大工一・鍛冶一)と下級家臣屋敷一がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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