横壁村(読み)よこかべむら

日本歴史地名大系 「横壁村」の解説

横壁村
よこかべむら

[現在地名]長野原町横壁

吾妻川南岸にある。南に山を抱えて大部分が山林斜面で、川沿いのわずかな河岸段丘面に耕地集落が集まり、西は七曲ななまがり沢を挟んで長野原村。南方須賀尾すがお峠越の草津くさつ道が須賀尾村(現吾妻町)大戸おおど(信州道)と合流する。万治二年(一六五九)の沼田藩領分書上写によると高四四石余。寛文郷帳では田方四石余・畑方四〇石余。寛文三年(一六六三)の沼田藩領新検地控によると二〇三石余。貞享二年(一六八五)の沼田藩領再検地控では五五石余。元禄郷帳では幕府領。江戸後期には幕府領(御改革組合村高帳)。天明三年(一七八三)の年貢割付状(「長野原町誌」所収)では納合が米五斗余・永四貫余で文政七年(一八二四)の米七石二斗余・永一二貫余と比し少なく、浅間焼けの被害や冷害の影響がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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