江戸後期の歌人、国学者。本姓を藤原、名を玄長(はるなが)、号を浜臣・泊洦舎(さざなみのや)という。江戸に生まれる。父は医者、浜臣も医を本業とした。村田春海(むらたはるみ)に歌文を学び、加藤千蔭(かとうちかげ)、春海の後を継いで江戸の歌壇に重きをなした。家集に『泊洦舎集』(1829)があり、「美酒(うまざけ)にわれ酔ひにけり頭(かしら)ゑひ手ゑひ足ゑひわれゑひにけり」などの作を収める。賀茂真淵(かもまぶち)一門すなわち県門(けんもん)の人々の著作の散逸を恐れて、『県門遺稿』5巻(1811~1823)を編集出版した功は大きく、また県門の人々の逸話を記した『泊洦筆話』(1816成立)などの随筆もある。
[揖斐 高 2016年5月19日]
『丸山季夫著『泊洦舎年譜』(1964・私家版)』
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