日本歴史地名大系 「横尾山古墳群」の解説 横尾山古墳群よこおやまこふんぐん 滋賀県:大津市南部地域橋本村横尾山古墳群[現在地名]大津市瀬田橋本町瀬田(せた)丘陵から派生した小丘陵の先端部に位置し、大津市域では珍しい古墳時代終末期の古墳群。標高一〇四―一二〇メートルの南斜面に築かれ、すぐ西側に瀬田川が流れる。昭和六〇年(一九八五)の発掘調査で二八基の古墳が明らかになった。古墳群の内部主体は横穴式石室・木炭槨・木棺直葬の三種類で、棺は須恵質陶棺・土師質陶棺・木棺の三つに分れる。このなかで注目される古墳は一号墳・九号墳・一四号墳・二〇号墳など。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by